『常勤』と『非常勤』のメリット

医師が転職する時には、果たして次も常勤医として働くのか、それとも非常勤という道を選ぶのか、ここも考えるべきなのかもしれません。
何が何でも常勤で、と考える医師も多いでしょう。
それはそうです。

常勤は一般社会で言えば正規雇用社員ですから、給与を含めた待遇も恵まれていることが多いですし、契約期間も通常は定められていません。
安定感という意味では、やはりその他の勤務形態よりも勝っていると言えます。

非常勤の優れているところは、自ら働き方を選択できる点にあります。
中には週に4日や5日の勤務をお願いしてくる医療施設もありますが、通常は週に1日か2日、あらかじめ定められた曜日や時間帯での勤務となるでしょう。

また、スポットと呼ばれるような単発の勤務も医師の世界では当たり前のように存在しています。

いずれにしても、自分の都合のいい時に働くことがしやすいため、プライベートの時間を充実させることが可能です。
働いていない時間を医師としてのスキルアップのための研究に充てる人もいるでしょう。
海外へ勉強しに行ったり、あるいは学会に参加したりなどを考える人もいるはずです。
働いた分のみの収入となり、ボーナスなどもないため、収入の面では不安定と言わざるを得ませんが、それ以外の価値を見出すことができるはず。

自らの将来像やキャリアプランを改めて考え見極める

要は、自分に合った選択をしなければならず、その選び方も人それぞれ異なってくるのです。
何を優先させるのか、この点を改めて考える必要が出てきます。

非常勤として働くことで研究に時間を充てることができると述べましたが、常勤であってももちろん研究や勉強を行うことは可能。
むしろ、そのための環境は常勤医の方が整っているでしょう。

特に規模の大きな病院に勤めれば、それだけ多くの症例と出合うことができますし、情報も入手しやすい。
その恩恵を受けるために自らの興味のある分野へと常勤による転職を目指す医師も少なくありません。

一方で、非常勤ということは、さまざまな医療施設で勤めることができるため、それによってより多くの患者さんや症例に出合えるのではないかと考えることもできそうです。
異なる分野を同時期に学ぶことも可能となり、それによって得られるものは決して小さくはないでしょう。

医療施設もそうですが、勤務形態に関しても正しい選び方というのはありません。
自らの将来像やキャリアプランを眺めてみたとき、どのような道が自分に合ったものなのか、自分の望んだものなのか、ここを丁寧に見極めることが大切です。
必要であれば第三者に相談をしながら、客観的な視点も取り入れた上で選んでいきましょう。